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身近な練習相手

第1章 小学5年生

僕は、右手を妹のラケットを握る手に被せ、左手は妹のお腹に置いた。本来ならお腹に手を置くのは、不自然だと思える。

今思えば、スポーツインストラクターが、受講者にするセクハラ行為そのもののやり口だ。しかし、お尻に手を持っていこうとは思わないかった。小学5年生の妹には、まだお尻に性的な魅力がなかったからだ。

僕には、妹の胸にしか興味がなかった。

僕は、

「もう少し胸を張ったほうが良いよ!」

と、お腹に置いた左手を上に滑らせ、胸を軽く触った後、直ぐに離した。偶然当たったという感じを装うためだ。

胸の感触は確かにあった。

妹は、何事もないかのように、

「やってみる!」と言って僕から離れると、シャトルを打った。

その日はそのまま暫くバドミントンをした。

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