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身近な練習相手

第5章 身近な異性

僕は、妹の匂いのしたベッドで、幸せな気分で眠ることが出来た。

遠くの方で、妹の声が聞こえる。

「お兄ちゃん…出来たよ!」

「お兄ちゃん!ご飯出来たよ!起きて!」

僕は、気が付いて、部屋のドアの方を見た。

最初、顔だけ出して呼んでいた妹が、ドアから中に入り、


「お兄ちゃん!ご飯だよ!」


と、もう一度言った。妹は、ホットパンツに黄色のTシャツ姿だった。何処かへ出掛けていたみたいだ!

僕は、

「今行くよ!」

と言って、ベッドから起き上がると、妹は、

「もう出来てるから早くね!」

と言って先にドアを開けたまま、階段を降りて行った。

僕も、ベッドから出ると、ご飯を食べるためにダイニングへ向かった。





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