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身近な練習相手

第5章 身近な異性

僕は、妹の目を見られず、また下を向くとナポリタンを食べた。ナポリタンは美味しかった。

「お兄ちゃん、野菜も食べた方がいいよ!」

と言って、妹は、僕にサラダを取り分けた。妹のテンションが高い様子に、母親が、

「何か良いことあったの?」

と聞いた。妹は、

「特にないけど、朱美と久しぶりに買い物して楽しかった!」

と言った。そして、母親と父親に、買い物に行った話を楽しそうにした。

妹は、たぶんさっきのことはもう気にしていないんだと思った。

僕は、今も、あの時の妹の様子を思い浮かべると、勃起してしまいそうだ。僕の手を股間に持っていき、突然腰を振った妹と今ここにいる妹が同一人物だと思えない。

僕はもう一度妹をチラっと見た。買い物してきたらしいので、薄っすらとメイクもしているようだ。

妹も僕を見ると、

「お兄ちゃん!美味しい?」

とぶりっ子気味に言った。それを見て母親は、

「やだ、あかりちゃんかわいい〜!どうしたの?」

と茶化した。父親も、

「本当にどうしたんだ?今日はご飯の準備もしたりして…。」

と言った。妹は、

「だから〜、お買い物でね…。まぁ、いいや!」

と言った。

僕は、会話に加わらず、ナポリタンを食べ、サラダを食べ、もう一度妹を見た。

確かに、目の前にいる妹はかわいかった…。

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