「シャーク×サルベージ」
第6章 「ラスト・ダンス」
ミアがゆっくりナオトに近づく
ミアの指がナオトの胸に触れる
手のひらをペタリと当ててくる
「ナオトの心臓の音が伝わるわ…
とても……早くなってる…
ふふふ、緊張してる?」
「そ、そりゃあ……」
「わたしも緊張してる、喉から心臓が飛び出そう……
ほら……」
ミアはナオトの手を取って、自分の胸に押し当てさせた
ふんわりした感触が伝わる
そして
ミアの鼓動が伝わる
凄まじい早さのリズムだった
「……本当だ……」
「……心臓が口から飛び出そう」
「じゃあ、飛び出さないように…
塞いであげるよ」
ナオトはミアにキスをした
彼女もナオトの首に腕をまわす
ナオトの反応した下半身がミアのお腹に当たる
「……お腹に熱いものが当たるわ
そして、硬い……」
「うん、これも自然なことだよ」
ミアはそれに指を這わせてくる
「すごいことになってるね」
「うん、とても刺激的だ……」
「恥ずかしいけど……、わたしも
すごいことになってるみたい……」
ミアは自分の内腿を伝い落ちていくのを感じていた
「それも……自然なことだよね
迎え入れる準備なんだ…」
「ええ……、準備は出来てるわ
心も、身体も……
地球での最期に、こうしてナオトと居られるなんて、嬉しいわ……
今夜はありがとう、ナオト
このまま……、最後までお願いしていい?」
「ボクでいいのかい?」
「ナオトがいいの、お願い」
ナオトは彼女を砂浜へ寝かせようかと思ったが、砂は彼女の身体が傷つきそうだと思って躊躇した
ミアはナオトにキスをすると、身を反転させ上半身を屈めるとヒップを突き出した
ナオトはコクンとうなずくと、ミアの後ろから身体を重ねていくのだった…