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「シャーク×サルベージ」

第8章 「イルカ・プール」


時を同じくして、サーフショップのオーナー、フィンは店のアルバイトの女の子に手を出していた



「店長ッ!? まだ片付けが終わってないですよ? それに……奥さんが戻ってきたら…」


ティーンのナタリーの華奢な身体をフィンのごつい腕が包む


「大丈夫だよナタリー、エイプリルは今夜は戻らないんだ、街へ買い出しに行くと言うのでまたサーフボードの修理を頼んだんだ
 修理屋のジジィは話しが長いからな、
 それに…
 俺はこのあとポーカー仲間と漁船で釣りに行くと言ってある
 今夜は一緒に居られるんだ」


「フフフ、悪い旦那さんね?」


ナタリーは後ろを振り向いてフィンの口づけを受け入れた



夜のサーフショップは静かだった


屋内では浜辺の波の音しか聞こえない



店のカウンターでは既に全裸にされていたナタリーがフィンに後ろから突かれていた


小さな尻を両手で掴み、細い背中を眺める


“大柄なエイプリルとはえらい違いだ”


まだ大人になりきっていないティーンエイジャーのナタリーと身体を重ねるのはもう何度目だろう


子犬のように高い声で喘ぐ少女に対して、なんとも言えぬ“背徳感”が彼を高ぶらせた



ナタリーはナタリーで同じハイスクールの彼氏とは違う大人の男性と関係を持つ事にやすらぎと優越感を得ていた


彼氏との関係は悪くない

だが、ひとつひとつにハイテンションで相手をするのは疲れるし、相手のテンションの高さも辛くなっていた


それに比べるとアルバイト先の店長はゆったりと余裕を持っているように感じられるし、当たり障りのない会話でも彼氏のように突っかかってくるわけでなく、ジョークで返してくれる気楽さが安心できた


なにより、美人の奥さんが居るにも関わらず自分に好意を持って接してくれるので“オンナとしての優越感”に満たされるのだ


彼氏とのセックスも悪くは無かったが、勢いだけで快楽のモノ扱いされているようにも感じるし、チラリと見えた行為中の放心した表情がシラケてしまうのだ


それに引き換えフィンはやさしく相手をしてくれる
時間をたっぷりかけて、まるで映画のワンシーンのようで嬉しかった


フィニッシュに高まる前にまた身体をまさぐってきて、いつまでも終わらせない
 長い時間をかけて何度も何度もナタリーは昇り詰めるのだった……


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