テキストサイズ

「シャーク×サルベージ」

第8章 「イルカ・プール」


その日の夜、キベロンの港の先端にあるヨットハーバーにサーフショップのオーナー、フィンとアルバイトの女子高生ナタリーが訪れていた


「本当にヨットを出すの? すごい!
 夜釣りなんて初めて!」


「ああ、一応俺は釣りに行ってることになってるからな、行き先の言い訳はいくらでも出来るんだが、釣りばかりは独特な臭いがついちまうモンなんだ、服とかクルマの中とか髪の毛とかな!

 それに夜の海の上なら誰かに見られる心配も無い」


フィンは友達から借りた小型のクルーザーを借りて夜の海へ出港した



1時間ほど沖合いに出て、仕掛けを何本か組み糸を垂らす


クルーザーにはいくつものランタンが吊られていてぼんやりした灯りがロマンチックに見えた


音楽を流し、酒を呑む


そしてくだらない話しを続けては何匹か釣り上げた


実際に釣りに興味が無かったナタリーだが魚が釣れればテンションも上がり、夜のデートを楽しんだ


ある程度だらけた雰囲気になってきたとき、おもむろにフィンが“脱げよ、ナット”とふざけた


“いいわよ”とナタリーも調子づく


ランタンに照らされたティーンエイジャーの肢体は美しかった


華奢な肩幅

折れてしまいそうな細い腰つき

胸は大き過ぎることはなく小ぶりだがツンと上を向いて、その膨らみは幼きエロティシズムが感じられる


そして尻は手のひらにおさまるくらい驚くほど小さい


嫁のエイプリルの迫力ある、ダイナマイトボディーもそそるが、この魅力的な仔猫も素晴らしい


「寒いわ」


「すぐに身体が火照るさ」


フィンは少女をテーブルの上に乗せると脚を開かせ、頭をねじ込んだ


かん高い仔猫の声が波の音に混じる


ナタリーもおだやかな波の上下で身体が揺れるのを感じながら、下腹部から性欲が徐々に上がっていくのがわかった


数回ナタリーが気をやってから、今度はナタリーが彼の腰に顔を埋める


大人のオトコが“たまんないよ、ナット”と耐えられないような泣き声を聞くのも嬉しかった


そして


揺れる船の上での交わり


誰も居ない夜の海の上では声を我慢する必要もない


月夜に照らされる波がどこまでも広がっていき、自分たちの船だけしかこの世界に居ないのだ


ナタリーは何度も奥に熱いものが広がっていくのを感じた


いつもより激しく、

燃えた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ