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緋色の罠

第2章 緋の想い

 やがて夫以外の男性を見ると、自分とその人がセックスしてるシーンを妄想するようになった。

 道ですれ違った散歩中の中年男性や近所のコンビニの若い店員など、ホテルのベッドで、自宅に連れ込んでセックスするのだ。

 最も興奮したのが、近所の顔見知りのご夫婦のご主人に組み敷かれている自分を想像する時だった。

 わたしがどこの誰かよく知っている男性にベッドに押し倒され無理やり服を脱がされる。

 ゴツゴツした手がわたしの身体を探り、感じるポイントをひとつひとつ見つけ出して、初めは嫌がっていたのに燃え上がってしまう。とろけた身体を開かされ、太く逞しい男性自身で犯されるのだ。

 毎日、そんな淫らなことを妄想しながらバイブレーターで自分の身体を責めた。わたしの奥まで突き刺したバイブを男の肉棒だと思いつつ、自分の手でしっかり握りしめたバイブを激しく動かす…

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