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ソルティビッチ

第1章 ソルティビッチ…

 4

「はぁ、はぁ、はぁぁ…」

 わたしは絶頂感の快感の余韻に浸りながら、ベッドでうつ伏せになり、喘いでいた…

「ふ、悠里さんは、相変わらずクリの感度が良いですねぇ…」
 彩ちゃんは、うつ伏せのわたしの背中に舌先を這わせながら、そう囁いてきた。

「あ、ん、そ、そうなのぉ、クリはヤバいのよぉ…」
 わたしはそんな彩ちゃんの背中を微妙なタッチで舐めてくる舌先の感触に震え、喘ぎながら、そう応える。

「それなのにぃ…」
 彩ちゃんは意味深な目で問う…

「そうなのよねぇ…
 なかなか男じゃさぁ…
 なぜかイケないのよねぇ…」

 そう呟きながら、お返しとばかりに、彩ちゃんのお尻を指先で撫でていく…

「あっ、んんっ」
 まだイッていない彩ちゃんは、ビクンと震えてきた。

「この彩ちゃんのさぁ…
 女のさぁ…
 繊細なタッチじゃないとダメなのかもぉ…」
 
 そう、最近のわたしは特に…

 一夜の、ワンナイトの男では…

 満足、いや、なかなかイケていないのだ。

「特にさぁ、荒々しく、いきなり指なんか挿入れられちゃったらぁ…
 一気に醒めちゃうのよねぇ…」

「は、ぁ、うんん…」
 そう囁きながら、彩ちゃんのアソコに、ゆっくりと指先を沈めていく。

「はぁぁ、ゆ、悠里さぁん…」
 小さくビクビクとこの指先の動きに彩ちゃんは震えてきた。

「ねぇ、こうしてぇ、ゆっくりとぉ、じわじわと弄られたいのにさぁ…
 酔っ払ってるせいなのかなぁ…」

 確かに、バーで知り合い、口説かれ、ワンナイト的な出会いであるから…
 お互いは酔っ払っている。

 だが、ここ数回の出会った男達は皆…

 ガサツなタッチで…

 自分中心の…
 いや、下手くそな男達ばかりであったのだ。

 だが、逆に、お気に入りの男でも、数回の逢瀬を重ねてしまうと…
 なぜか、飽きてしまうのである。

 それも…

 わたしがビッチと呼ばれる所以、由縁でもあるのだが…

「はぁぁ、も、もっとぉ、奥までぇ…」

 そんな事を考えながら、彩ちゃんを愛していると…
 かなり、昂ぶってきた。

「よし、じゃあさぁ、アレをさぁ…」
 わたしはそう囁き、彩ちゃんを見つめる。

「え、ぁ、あぁ、あ、アレを…」
 
 彩ちゃんの目は期待に昂ぶっていた…




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