いつか、絶望の底から救い出して…
第8章 閉ざした心
なんだかモヤモヤする……
「才能の違いかぁ……」
そんな事を考えていると、不意に涙が出そうになった。
「──ッッ!!」
必死に堪えて、誤魔化すように笑みを浮かべる。
「あはは、評価しない人はアタシの絵の良さにビビってるんだ!そうだ!だから評価しないんだ!尊すぎから!」
なんて自分を鼓舞してみるけど、結局、虚しさばかりが募っていくだけで……
「やっぱり上手い人は評価されるんだ……」
結局、自己嫌悪で押し潰されそうになる。
もう辛い……ねぇどうして?どうしてアタシの人生は……
こんなに絶望ばかりなの……!