いつか、絶望の底から救い出して…
第8章 閉ざした心
Twitterではリプで絵を下手だと言われ、pixivでは全く評価されない。
評価されたとしても、上手い人のおまけとか言われて……
誰もアタシの絵を見てくれない。
見てくれてもおまけとか言われて。
辛くて、苦しくて……
ピンコン!
「え?何?」
スマホの通知が鳴った。
今の通知音、pixivかTwitterだね……
なんだろう……
アタシはスマホを手繰り寄せると、通知を確認した。
「え、ウソ!メッセージ!?」
それはpixivのコメント欄の書き込みだった。
なんだろうと思い、コメント欄をタップする。
「な、何コレ……!」
アタシは映し出されたコメントに絶句した。
そこに書かれていた内容は……
『下手くそ。絵師やめろカス』
と言う信じられない内容だった。