いつか、絶望の底から救い出して…
第8章 閉ざした心
な、何コレ……
頭を鈍器で殴られたような衝撃がアタシを襲った。
何よコレ、誹謗中傷じゃん……
ふざけないでよ……!
なんでこんなこと言われなきゃいけないワケ!?
ただ絵を描いてるだけなのに……!
どうして……!!
怒りで視界が赤く染まる。
景色が歪んで見えた。
「ざけんな!!」
アタシはおもむろに叫ぶと、スマホをベッドへと叩きつけた。
ボフッとスマホがベッドに叩きつけられる。
アタシはクルリと背を向けると、狂ったように『プロテク』をやり始めた。
なんなのよ……!
ふざけないでよ……!
どいつもこいつも馬鹿にしやがって……!
嘲笑いやがって……!