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いつか、絶望の底から救い出して…

第8章 閉ざした心


心配だから様子を見に来てくれたのは嬉しいけど、今は正直言って一人にしてほしい。

でもそんなこと言えないし、どうしようかな……

なんて思っていると、城戸さんが荒れた部屋を見回して呟いた。


「……なんかあったんか?」

「えっ!?」


いきなり核心を突くようなことを言われたため、アタシは思わず大きな声を出してしまった。
すると、城戸さんが不思議そうな顔をしながら再び口を開いた。

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