いつか、絶望の底から救い出して…
第2章 世間の評価
真凜ちゃんは先月、この工房に入社した子で、最初は笑われるような絵のレベルだったが、この一カ月で飛躍的な成長を遂げた一人だ。
「続いて世間からの評価です。真凜さんは一週間でいいね7500、リツィート500、リプは20個も貰えました」
「おぉ〜」
教室中が驚きの声に包まれる。
その声を聞きながらアタシはやっぱりすごいなぁ…と小さく呟いた。
「コメントはすごい!こんなに綺麗な絵師さんが居るなんて!この人のファンになりました!などです」
「すごい……!」
「真凜ちゃんよかったね!」
真渕先生のコメントが読み終われると同時に、みんなが真凜ちゃんに声をかける。
一気に室内がお祭りムードに変わった。