無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

だれかが言ってたんだ。
ネガティブな気持ちを吐けば、その人までネガティブにしてしまうって……

だからアタシはたった今、城戸さんをネガティブにしてしまったんだなぁ……

そう思うとなんだか申し訳なく思ってしまった。
ごめんなさい……城戸さん……

アタシは心の中で彼に謝罪をした。
口に出したら絶対この人のことだから「なに言うてんねん。謝ることちゃうやろ？」と言うだろう。

城戸さんはほんとうに優しい。
その優しさがうれしくて、つい、甘えてしまいそうになる。

甘えちゃダメだ。甘えたらそれがクセになる……

ああ、もう、また泣きそうなってきた……