いつか、絶望の底から救い出して…
第4章 Mの絵
「うわーいい匂い〜」
リビングに入ると、漂って来たのはクリームシチューの匂い。
めちゃくちゃ美味しそうじゃん!
なんかお腹減っちゃった〜
「ねぇ舞希。ご飯食べていい?」
アタシの言葉に、舞希がコクリと頷く。
やったーオッケーもらっちゃった〜!
「さっそく用意して来る。席に着いてくれ」
「はーい」
アタシは返事をすると、ソファーに画集を置き、テーブルへと着いた。
「シチューだ。今日は少し味を変えてみた。喜んでくれると嬉しい」
しばらくして、出来立てのシチューが運ばれて来た。
鼻を刺激するシチューの香り。
ん〜食欲そそるね〜