いつか、絶望の底から救い出して…
第4章 Mの絵
早く食べたくなっちゃうな〜
疲れて帰ってきたアタシに、こんなご馳走作ってくれるなんて、舞希はやっぱり最高の相棒だね!
「さぁ食べよう」
「うん!!もうお腹ぺこぺこだもん!」
「そうか、じゃあいっぱい食べたらいい」
そう言いながら、舞希が向かいのテーブルに着こうとしたその時…
ブルルと舞希のスマホが振動した。
光ったディスプレイには『プロデューサー』と表示されている。
え…プロデューサー?
「真奈加、すまない。先に食べてくれ」
「え、あ…う、うん…」
舞希はスマホを手に取ると、椅子から立ち上がり、そのままベランダの方へと向かっていった。