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いつか、絶望の底から救い出して…

第4章 Mの絵



「真奈加…すまない…今から食べ…」

「ま、まい…き…ハァ!ハァ!」



電話を終えた舞希がベランダから帰って来る。
アタシは胸を押さえながら助けを求める様に、舞希へと手を伸ばした。



「ま、真奈加…!」



アタシの異変に、気づいた舞希が大きく目を見開く。
そのまま私の方へと走って来た。



「ま、真奈加!どうした!?」

「く、苦しい…!ハァ!ハァ!」



アタシの横に、しゃがみながら舞希が背中を摩る。

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