テキストサイズ

いつか、絶望の底から救い出して…

第6章 Mの正体



「あの……働くと言う事はどう言う事でしょうか?」



舞希の声は心なしか震えているように思えた。
普段の舞希からは考えられない声……

アタシはその様子に、違和感を覚えながらも話を聞き続けた。



「佐久良さんは多彩な才能をお持ちなのでぜひ我が社でその能力を発揮してもらいたいのです」

「え……」

「は!?」



ち、ちょ!い、意味わかんないんだけど!?
舞希がここで働いて能力を発揮!?

言ってる意味が分かんなさすぎてパニック状態。
そんなアタシをよそに、話はどんどん進んで行く。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ