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煌めく波濤(はとう)

第1章 煌めく波濤(はとう)

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「…んん…ん……」
 必死に喘ぎを抑えているこの微妙さがまた、俺の心を刺激し、昂ぶらせてきていた。

 ズキズキ…

 そして、俺の疼きもますます昂ぶってくる。

 だが、ここは…

 まだまだ我慢だ…

 まずはじっくりと…

 碧の心とカラダを解してあげなくてはいけない…

 なにせ俺は…

 二人目の男なのだから…


 そして今夜は…

 碧のこれからにとっての…

 大切な夜なのだから…

 焦りは禁物なのだ…


 できれば…

 最高の夜にしてあげたい…


 そう想いながら、今度はゆっくりと人差し指を抜いていく…



「はぁ……ふ…ぅぅ…」
 

 中の硬さはわかった…

 後はアレだ…

 もう一つのポイントであるアレを刺激し、更に中の奥深くまで、そしてまだまだ緊張しているであろう…
 心までをも、全体的に柔らかく、軟らかく解していくのだ。


 アレ…

 それは…


「ぁっ…んんっ……」

 そうクリトリスという…

 ある意味…

 女性の快感を司る大切なポイント。

 幼くても…

 経験が少なくても…

 間違いなく一番敏感な性感帯…

 そして…
 
 抜いた人差し指の指先でそのクリトリスを軽く刺激していくと、そう、ビクンとカラダを震わせ、喘ぎを漏らす。


 俺の過去の経験上…

 クリトリスが感じない女はいなかった…

 そして最後の彼女は、中よりクリトリスの方が敏感で感じる…
 とまで、云っていた。

『クリを弄られるとさぁ、全身に快感の電流が走ってさぁ…
 子宮が震えちゃうのよ…』
 とも、云っていた。

 
「はっ、んん…ん……」

 そして…

 どうやら碧も敏感なようである。

 乳首を舌先で舐め、弄り、人差し指の指先で、固く、勃っている、小さな肉芽と称せる様な一番敏感なクリトリスを弄っていく…


「はっ…ぁぁ…っんん…」
 カラダ全体で身悶えしながら、喘ぎをもらしてくる。

 よし、気持ち良さそうだ…

 これで、固く、緊張している心と、カラダの奥深くまで…
 解れていく筈である。


「はぁぁ…じ…じゅ…んん……」


 そして…

 俺は…

 乳首から唇を離し…

 顔をゆっくりと下ろしていく…




 

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