〜甘くとろけるスクールライフ〜
第4章 段階
『オレンジジュースください』
「100円ねー」
売店を後にして部屋へ戻ろうとしていると
中村「若葉ー!」
『先生?』
中村「若葉、今ちょっと時間ないか?」
『大丈夫ですよ?』
中村「捜し物を一緒に探して欲しいんだ」
そういうと備品倉庫室に向かった
ガラガラ_
中村「このピンクのラベルがついたクリームなんだけど…」
そういって、一枚の紙を渡してきた
『先生、これなんのクリームですか?』
中村「んー?ないしょ」
『紙みたらわかりますよー?笑』
そういって紙に目を移し探そうとすると
中村「はい、没収〜(^^)」
『あー!』
先生は紙を取り上げ、笑みを浮かべた_
中村「あれー?どこだっけな、、」
なかなか見つからず、ふと上を見上げた
すると
"" body lotion ""
と書かれているダンボールが目に入った
私の身長では背伸びをしても届かない場所だった
辺りを見回し近くにあった椅子に手をかけ、
棚の近くまで持っていき椅子に登った
『…んー、あとちょっと』
手を伸ばすが中々届かない
その時だった_
ガタン
『キャッ…!!!』
中村「若葉!」
重心がずれたのか椅子が斜めになり体勢が崩れた
\ドンッ/
『…ッ痛』
中村「若葉、大丈夫か?」
私を支えるような形で助けてくれた先生
『…ごめんなさい先生、ケガないですか?』
中村「大丈夫、俺の心配はいいから…
とりあえず…
パンツ隠せ」
『え…(((( ;゚д゚))))』
先生はスカートに手を伸ばし
めくれたスカートをさっと直した
『…すいません///』
中村「若葉これ取ろうとした?」
恥ずかしがる私に全くお構いなしの先生は
立ち上がると淡々と私に聞いてきた
『…はい、、』
ダンボールを取ると
中村「おー!これだこれだ」
箱を開け、ようやく目当てのものを見つけたようだった
『…フラワーオイルクリーム?』
中村「うん。若葉はどの香りがいい?」
リリー、ラベンダー、ローズ、カモミール、サクラ…
『種類がたくさんある…!』
中村「どれが好きだ?」
『んー…これかな?』
そういって、リリーを手に取った
中村「じゃぁ見つけてくれたご褒美」
『…、?』