〜甘くとろけるスクールライフ〜
第7章 上書き
部屋_
『…ありがとう』
李斗「…大丈夫?」
『…』
李斗「もう少し、一緒にいるよ」
『…でも』
李斗「紅茶でいい?
温かいの飲むと落ち着くと思うから」
『…ありがとう』
少しすると
紅茶を手渡した
『美味しい…』
李斗「はちみつ紅茶、甘くて美味いだろ?」
『うん。
…李斗くんごめんね、
心配かけて…』
李斗「全然気にしないで。
それより…何があった?」
『…』
李斗「ごめん、、止めに入ってやれなくて」
『…ううん』
李斗「ちょうど、席離れてて…」
『…李斗くん……』
李斗「ん?」
『キスして…』
李斗「…小羽?」
『…なんか…気持ち悪いの。
拭いても…洗っても…感覚が覚えてて』
李斗「…」
『李斗くん以外の人と…
…キスなんてするんじゃなかった』
李斗「小羽……」
『ンッ』
上書きするかのように李斗くんは
私の唇を奪った
『…李…斗ッ…くん…ンッ』
李斗「どこ触られた…?」
『…胸と…』
李斗「わかった、言わなくていい」
そういうと
優しく、包み込むように
上書きしてくれた
だんだんと手が下の方へ移動していく
『ンッ…』
李斗「…凄い…濡れてきた…」
『アッ…ン…………』
指が下着の中へ入ろうとした時だった
『っ、嫌っ…!!』
李斗「っ、…ごめん、、」
『…っ!あ、違うの…ごめん……
…思い出しちゃっただけで…』
李斗「…」
『…李斗くんごめん、、』
李斗「ん?」
『…もうこれ以上は大丈夫…』
李斗「え?……」
『上書きしてくれて…ありがとう。
もう大丈夫だから。』
李斗「……うん…わかった」
『私…お風呂入ってくる』
李斗「…わかった
俺は…授業に戻るよ。
なんかあったら連絡して…すぐ駆けつける」
『…うん、ありがとう。』
1人になりたい気持ちを
察してくれたのか
李斗は教室へと戻って行った