
diary
第8章 入院生活②
「終わりましたよ」ってアナウンスが聞こえたあとすぐに桃川さんが来てくれた。
「頑張ったね〜!上手だったよ〜!今お昼すぎで次の検査まで時間あるから少しお部屋に戻ろっか」
って桃川さんに言われ部屋に戻った。
「今日はたくさんお水飲んで外に造影剤出してね」って言われたあと桃川さんはまたねって手を振ってどこかに行った
胸がまだ熱い。まだ検査が続くのか……嫌だな…
少し疲れた
そして私はまた眠ってしまった
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次起きた時はまた防護服を着た人達がたくさんいてでもさっきとは違う部屋だった
私が当たりをキョロキョロと見渡していると男の人が近くに来て私の目線までしゃがんだ
「おはよ〜、ごめんね〜起こしても中々起きなかったからそのまま連れてきちゃった笑、先生の名前は原田って言います!小児科にいるけど初めましてだね笑」
ってにこにこと笑顔で言ってた。40代とかお父さん世代かなって思う。優しいんだろうなって目しか見えないけど伝わってくる
「今からさやかちゃんの足の付け根辺りからシースっていうチューブを入れて心臓を詳しく見ていくね〜、麻酔をするから痛みは少なくなるけどチューブを入れる時は痛みがあるだろうから動かないように頑張るよ!先生も早く終わるように頑張るからね!」
って不安でいっぱいの表情の私を安心させるように大きな手で私の頭を撫でてそう言った。
「よし、じゃあはじめよっか!」
って原田先生が言うと看護師さん?みたいな人達がいっせいに私の全身を抑えてビクとも動けなかった
