無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

彼女の破瓜のしるしは薄く、柔らかに侵入物を受け入れようとしていた。
感触で認めてさらに手を回転させる。
潤んだ粘膜の中に、ぞぶりと二本に増やした指を埋め込むと

「ひっ！」

リーシャが腰を浮かせ逃げようとする。

押し込んでいた指が彼女の動きに合わせて、奥深くまで埋没する。
ぬるんだ内壁を掻き分け、彼女が思わず苦しげな息をこぼす。

抽挿の間に指を抜こうとする途中、内壁がきゅうっと狭まり、中に入っている彼の指に絡みつくようにして蠢き始めた。

彼女がここで感じていることに気付いて、重点的に責めてみる。
関節を曲げた指先に軽く力を込め、膣の上側に突き上げた。

すると、リーシャは焦ったような声をあげる。

「あ……やっ、そこ、」

その一点をなおも刺激すると、リーシャの反応が大きくなり

「はあっ……！」

という嬌声が部屋に響き渡る。

彼女に向かってあえて尋ねた。

「………ここが良い？」

曖昧な頷きを返す彼女に対し、彼は愛液をまとった長い指をグチュグチュ音を立てながら、リーシャの性感を余計に掻き乱した。

「やあ、ダメ、おかしくなるう……っ」

リーシャは呻き声を堪えながら腰を浮かせ、股をぐっと締めた。

彼女が高まる予兆を目にし、その直前で蜜壺の入り口にとどまった。

二本の指先を擦り合わせるような動きに変える。

「あぅっ！」

彼女が身悶え、肉体の快感が頂点に達しそうだったが

「ぁ、あっ、……んっ」

荒い吐息を逃がしながらイキそこなう。

色んな意味で、敏感なタイプの女性だとシンデレラは彼女を分析していた。
肉体も心も。
だからこそ、深く探りたくなるのだ。

リーシャの瞳は焦点が合わず、蕩けて潤んでいた。
息が乱れ、立てていた膝が時おり慄く。