
革靴を履いたシンデレラ
第3章 階下の秘め事*
抽送をやや速め、少しも息を乱さず小声で囁いた。
「俺はそういうのが好きだ。 快楽に素直なのはいいことだね」
彼の言葉に触発されリーシャは大きく呼吸し、動きに合わせて身じろぎする。
その時、彼女を深く突き刺し、リーシャは口を塞がれたまま声を押し殺すように絶叫した。
「っん!! んうん……っ!」
瞬間的に、リーシャは全身が真っ白に染まるような感覚とともに────絶頂に達した。
「ふ、う、ん……っ!」
「もっと欲しい? お姫様」
そう意地悪く言いながら、奥にぐりぐりと押し付けて子宮口を刺激し続ける。
絶頂を迎えたばかりの彼女の膣は不規則に収縮し再び剛直を強く圧していた。
ぎっちり埋め込んだそれをゆっくりと揺すり、彼女の口から、苦しそうにくぐもった喘ぎが響く。
それだけでは足らず、下腹を軽く押してみると彼女の全身がびくびくとわななく。
子宮への刺激が気に入ったのだろうか、中の動きは今まで以上に活発になる。
腟内部をうごめかせてきつい痙攣を繰り返す最奥に、その熱を押しつけるように捏ねくり回す。
リーシャは縋るようにシーツをつかんで打ち震えていた。
彼女の無防備な姿に、どうしようもなく愛しさがこみあげてくるのを感じつつ、なおも膣上部に沿って剛直を行き来させ、彼女の弱いところを執拗に責め立てた。
顔を横を向けた彼女がシーツに顔をうずめながらかすれた悲鳴をあげた。
「ンーッ!!ンッ!んぅーっ!!」
リーシャはびくびくと体の痙攣と弛緩を繰り返し、再び達していた。
彼は抽送を弱めなかった。
むしろ腟内部締め付けがより強くなったことで、自分も限界を迎えていたからだ。
「っ、リーシャ、そろそろ……っ」
「んッ!?んくっ、んんーっ!!」
(だめぇっ!今動かれたら壊れちゃうぅっ!!)
断続的に腰を打ち付け、段々と余裕がなくなっていく。
そして最奥を突いた直後、リーシャの下腹に向かい大量の欲望を放った。
彼女は目を見開き、体を固く強張らせていた。
腰から下が溶けそうに感覚が鈍くなっているというのに、リーシャの子宮の奥だけが熱く痺れているようだった。
