
革靴を履いたシンデレラ
第6章 もう一人の魔女*
強引な挿入に相応しく、彼女が彼の腕や背中に爪を立てた。
いっそ皮膚が抉れて焼き切れても、腰を動かすのを止められないだろうとシンデレラは思う。
キツくうねるザラザラの粘膜が張り付く。
それに抗い、ギリギリまで引き抜いては、腰を突き出し擦り付ける。
「あ…………あっ! ああっ!」
はだけた片胸だけが激しく揺れ、着衣のままの行為は、さっきまでの穏やかさとは程遠い。
やがて入り切らなかった残りが埋没し、文字通り全てで彼女を味わうことに没頭した。
「中…に、出していいか……?」
途切れた喘ぎの合間に、イザベラが二度、三度と頷いた。
だって仕様がないじゃないか。
家族でもなく恋人でもない、俺たちが愛情を持って抱き合うには相応の欲望が要る。
二年ならその空白を埋めるだけの。
頭の中で言い訳を並べ、だが雄の自分はそれを吐く場所を必死で探し回る。
「はぁん! あ、……あっ!!」
喘ぎはますます甘く、時おり掠れる呼吸音さえ艶めかしい。
イザベラの手首をしっかりと掴み、子宮口に狙いを定め、そこを重点的に押し上げる。
愛液の溢れ出る蜜壷を、グチュグチュ、ジュボジュボ、音を出させながら長い間隔で往復させた。
グイグイと子宮口を刺激して、口を開けと催促する。
今まさに放出しようとしているというのに、もう次の行為を頭に描いている。
膨れ上がった剛直が彼女の内部を隙間なく独占する。
イザベラの膣内が一斉にざわめき、ぎゅううっと引き締まる。
「う……っ」
「ああぁぁぁんんん!!!!!」
亀頭の先から大量に放出される快感に耐えれず、彼は目を閉じた。
