
革靴を履いたシンデレラ
第7章 蒼い瞳をもつ理知的な女*
反射的に目を逸らした仕草で彼は気付いたのかもしれない。
「今の俺の目に映るのは、可愛くて愛おしい俺の女の子だ」
多分自分の顔は、真っ赤になっているだろう。
イザベラが視線を泳がせた先に、そそり立つ逞しい男の象徴が目に入る。
よくもこんなものが入っていたものだと感心する。
二年の間に彼はここも成長したらしい。
「おっきい……」
つい、そんな言葉が漏れてしまう。
「言っておくが、何度もこうなるのは君のせいだ」
早く広げて、俺を欲しがってくれないと困る。 そう他人に責任転嫁をさせて、イザベラの秘部に切っ先を塗り付ける。
そして根負けしたイザベラが、熟して蕩けた花弁を開き、シンデレラを迎え入れる。
その途中でコツリと子宮口を小突かれる。
「ああ…こんな、所まで」
深く、深く、押される。
ビキビキと脈打つ竿はその侵入を止めない。
最奥の、伸縮性のある周りをゆるりゆるりと回りながら、それは容赦なく女の性感帯を追い詰めてくる。
「イくっ、イぐ…っ、イ゛ぃいいい…っ」
パクパクと口を開閉させ、イザベラの瞳からとめどなく涙が流れた。
腰を回しながらもシンデレラはそんな彼女に見入り、官能の楔を打ち付ける。
彼女が心地好くなる角度で。
我を忘れ、悲しみとは異なる快楽の波が、その透明な瞳を覆い、イザベラという女の本能が剥き出しになるまで。
「今の貴女は俺の女の子なんだ」
汗を滲ませるうなじを舌で撫で。
時には柔らかな彼女の肌に指をめり込ませ。
「可愛くって綺麗な、俺だけの女の子なんだよ……」
シンデレラは何度も、甘く低い声で彼女に囁いた。
その晩の彼は、イザベラがそれに同意するまで彼女が自分から離れるのを許さなかった。
