100回射精したら付き合ってあげる♡
第8章 海
レンタルされてる浮き輪は色んな種類の物があってどれを借りるか悩ましい。
「雪ちゃん、見て!この浮き輪天使の羽ついてる!これ小山に似合いそうだからこれ借りていってあげよう」
写真映えしそうな天使の羽付きの浮き輪を喜んで使う小山が想像つく。
「海斗ってさ。陽葵の事好きなの?」
「……え?そりゃあ好きって言えば好きだけど友達としてだよ!?」
「二人仲良いし、私と大野君いなかったら付き合ってそうだよね」
雪ちゃんはレンタルする浮き輪を選びながらそう言った。
「淳も雪ちゃんもいるんだからそんな事考えた事ないよ、俺恋愛経験少ないけどさ。こんなに女の子に夢中になるの初めてだし」
「ふーん」
俺は浮き輪を選んでる雪ちゃんの腰に後ろから腕を回して抱き寄せる。
腰細いな…
「これ、借りる?」
「うん」
浮き輪というより雪ちゃんが見ていたのはビーチベッドだけど、雪ちゃんは小山みたいに浮き輪で元気よく泳ぐよりもこっちの方を使ってそうなイメージはある。
くっ付いても何も言われなくなってきた…雪ちゃんのガードが緩くなってきたぞ!
浮き輪を持って二人の元に戻ると、二人は波打ち際で仲良さそうに貝を拾っている。