100回射精したら付き合ってあげる♡
第8章 海
花火が始まると、障害物もなくすごい綺麗に見える。
「わああぁ!こんな特等席で花火見るの初めて!」
「そうだね、綺麗」
雪ちゃんも喜んでくれてる…一等地に別荘を買っていた父さんに感謝だな。
途中でさり気なく雪ちゃんの手を握ると、握り返してくれて最後までずっと手を繋いだままでいてくれて最高の思い出になった。
「花火すっごく綺麗だったねぇ!武山君連れて来てくれてありがとう!」
「喜んで貰えて良かったよ」
俺は花火が終わったら手を離されてしまったけど、淳と小山は何気に手を繋いだままだ。
「……えーっと…今日は海で遊び疲れたし、そろそろ部屋でゆっくりするか」
淳はわざとらしくそう言う。
まだ21時だけど…花火の終盤雰囲気良かったし早く小山と二人きりになりたいんだろうな。
「えぇー淳君まだ9時だよー?私、まだ夜更かし出来るよ!みんなでボードゲームしようよ!」
小山が淳の欲望を全然察しない…まぁ、時間的にもみんなでお泊まりするのに解散するのはまだ早いと言えば早いけどな。
淳、ドンマイ…
「陽葵、私も今日朝早かったし疲れちゃった。帰りの新幹線夕方だしボードゲーム明日にしない?」
意外にも淳の気持ちを察したのか雪ちゃんがそう言った。
「そっかぁ、じゃあ今日はお部屋行こっか!淳君、ゴロゴロしながらお喋りしようね?」
「お、おう…そうだな。それじゃあ、俺達は部屋行くから」
「あぁ、おやすみ」
淳…よかったな。
淳と小山は2階の寝室へと入って行って、俺と雪ちゃんは1階へと降りた。