100回射精したら付き合ってあげる♡
第10章 恋人
修学旅行の集合場所は新幹線を乗る駅で、そこの駅に行くまでの間結構な頻度ですれ違いざまに雪ちゃんが見られているのが気のせいではないくらいに感じる。
雪ちゃんは確かにめちゃくちゃ可愛いけど、彼女だから贔屓目で見ているとかではない。
電車に乗り込むと雪ちゃんが痴漢とかに遭わないように電車の壁沿いに雪ちゃんを立たせて俺が壁になって雪ちゃんを抱き寄せる。
「…海斗、電車そんな混んでないのに近い」
「雪ちゃんに何かあったら嫌だから」
「大袈裟」
「いや、本当に雪ちゃん自分の可愛さ自覚して!」
修学旅行中は俺のクラスと雪ちゃんのクラスは真逆のコースを回るから最終日のイルミネーション以外合流出来ないのが心配で仕方がない。
しかも雪ちゃんのクラスに仲良い友達いないから様子を見てくれる人もいないし。