100回射精したら付き合ってあげる♡
第10章 恋人
「もうさぁ、今日一日雪ちゃんが誘拐されないか心配で心配で…何事もなくて良かった」
「……だから大袈裟」
「だって俺が誘拐犯だったら雪ちゃんの事見たら絶対誘拐しちゃうよ!?」
「みんなが海斗なわけじゃないから」
「俺が雪ちゃんの事好き過ぎるからかぁ…将来俺達の子が女の子だったらまた同じ事で心配しそう」
「え…?俺達の子?」
雪ちゃんは不思議そうな顔でこっちを見た。
え?なんか俺変な事言った…?
「あ!まだプレ恋人だし、先の話だけど…俺は雪ちゃんと一生一緒にいたいくらい好きだから…えっと…その時が来たらちゃんとプロポーズして、その…そうだな?そうか、雪ちゃんの気持ちもちゃんと尊重するし!?あー…何言ってんのか分からなくなってきた」
うわ…なんか何も考えずに思った事口にしただけなのに突っ込まれると急に恥ずかしくなる。
「ふーん」
「ふーんって!他人事みたいに!…とにかく本当に真剣に付き合うからその時が来るまで考えておいて」
「……ん、わかった」
雪ちゃんは繋いでる俺の手をきゅっと握って俺を見てそう言った。
こういう所も可愛いくて愛おしい!
「あーっ!雪ちゃん好きだ!」
「…もう何回も好きって言ってるのに告白明後日の意味ある?」
「だってさぁ、好き過ぎてつい」
調子に乗っている俺は周りに誰もいないのを確認してから雪ちゃんを抱き寄せた。