100回射精したら付き合ってあげる♡
第11章 正式な恋人
むしろ海斗にとって一緒にいて楽しいのは友達かもしれない。
100回を終えてからずっと不安が付き纏う。
今は達成感で高揚してるかもしれないけど、私は愛想も無いし自分でもつまらない女だってわかってる。
海斗に一緒にいてつまらないって思われたらとか、好きになればなるほど不安で仕方ない…
最終日の夜。
クラスが違うとここまで会わないものかと思うくらい昨日は1日海斗と会う事はなかった。
海斗と待ち合わせした場所に行くと、人混みの中で海斗が待っていて向こうも私に気付いてくれた。
姿が見えると気持ちもぶわっと高まるけど、顔には一切出さない。
陽葵とかなら抱き着きに行ったり、可愛く振る舞えるんだろうな…
「雪ちゃん!やっと会えた!」
「…うん」
「…行こうか?イルミネーション見ながら噴水ショーやってるところ行こう」
海斗は私の手を取るとカップル繋ぎで手を繋いでくれる。
海斗が会ってなかった間に行った場所とか、色々と話してくれてそれを聞いてるだけで、海斗と居るだけで楽しいけど…私は感情表現が上手く出来ないからつまらないって思われてないかな…