100回射精したら付き合ってあげる♡
第11章 正式な恋人
「武山ーっ!さっきのメッセージは何だっ!勝手な行動するんじゃない!」
「えぇっ!彼女に告白しただけじゃないっすか!事前に自分で申し込んだたけですよ!」
海斗は立ち上がって生活指導の先生の前まで行った。
「馬鹿!あのサービスの利用に10万も掛かるそうじゃないか!修学旅行でやるやつじゃないだろ!」
え……さっきのそんなに高かったの……?
海斗ってお金の感覚おかしいのはわかってたけど。
「ちょっ!先生!雪ちゃんの前で金額言わないでくださいよ!あー!もう折角の告白台無しだよ!」
「先生が悪いみたいな言い方をするな!修学旅行だからって羽目を外し過ぎだ!修学旅行から帰ったら反省文だからな!」
海斗は分かりやすいくらいにしょぼんとしてしまった。
「ほら、もういいから二人もホテル戻りなさい」
私も立ち上がって敷いていた海斗のブレザーを取って、海斗の手を引いた。
「お騒がせしてすいませんでした。彼には私からも注意しておくので…海斗、行こう?」
「…うぅ」
海斗の告白は想像のだいぶ斜め上をいってて、恥ずかしかったけどすごく心に残る告白だった。
……あぁいう演出の告白が好きとかではないけど、海斗がたくさん考えてくれたのが嬉しかったし、からまわってる海斗も可愛くて好きだなと改めて思ってしまった。