100回射精したら付き合ってあげる♡
第5章 タイムロス
数分後に淳からの折り返しの電話が入って速攻で出る。
「もしもし!?」
「あー…陽葵に聞いてもらったんだけどさ」
「うん!?電話番号でもIDでもすぐ連絡する!」
「長谷川さんがやだって」
「何で!?」
「知らないよ、海斗が嫌われるような事したんじゃねぇの?」
「してな…」
好き好き言いまくってたのが悪かったのか…あのくらいで果てたのがダメだったのか…夢中になり過ぎて変態っぽい事したやつ…?
思い当たる事が多過ぎてしてないとは言いきれない…
でも、100回射精したら付き合ってくれるって言ったのは雪ちゃんだし!
「あれだよ!約束してる事もあるし…」
「あと、今日から一週間長谷川さんのおばあさんが住んでるフランスに行ったらしいよ。さっきちょうど陽葵が見送ったって」
「はああぁ!?全然聞いてない!」
「付き合ってもないなら話さないんじゃないか…?」
「……終わった」
「そ、そんなに落ち込むなよ?ほら、長谷川さん変わってるしさ…海斗ならやる気出せばもっと普通の彼女出来るって」
「……雪ちゃんじゃないと無理……もう俺一生誰とも付き合えない…」
「大袈裟だな…まぁ、学校は同じなんだし新学期始まったらまた直接話してみろよ。それこそ変わってるから気が変わってまた相手してくれるかもしれないし」
「うぅ…」
俺、雪ちゃんに完全に振り回されまくってるのに何でこんなに好きなんだろう…