100回射精したら付き合ってあげる♡
第5章 タイムロス
「ふーーん……よく利用するって。それ自分用?」
「う…ん"ん"ん"ん"ん"ッ!?違う!これは!そうじゃなくて!!」
俺が棚から持って手に掴んでいた物は何と……女性用の赤いレースの下着!?
周りをよく見るとここは女性用のランジェリーショップだった。
雪ちゃんしか見ていなくて何の店か全然見てなかった!!
ヤバい!何にも言い訳できない…!
「あれッ……ヒソヒソ……やだ、あれ武山君じゃん……1人で来てんのかな?」
「女性向けの下着持ってるしヤバくない?」
「うわ…ちょっと良いなって思ってたのに引いた」
ヒソヒソ声のする方を見ると、通りかかったらしい同じクラスの女の子達が店の外から見ている。
色んな意味でヤバい!
新学期学校行けなくなる…完全に詰んだ……どうしよう…
「……えー?海斗、私にこういうの着て欲しいの?」
「うぇっ!?」
雪ちゃんは俺の腕に抱き着くと俺が持っていた下着を俺から奪い取った。
「海斗がこれが好きならこれにしよ…一緒に選んでくれてありがとね」
少し大きめの声でそう言うと、店の前で見ていた女子達の方を向いた。
「あ、鈴木さん…わ…恥ずかしいところ見られちゃった…」
大人しいメガネ女子風の演技してる…
「えっと…長谷川さん…クラス替え振り?もしかして…武山君と付き合ってるの?」
「うん…みんなには内緒ね…じゃあ、買い物の続きするからまたね♪」
雪ちゃんの完璧な演技の間に入る事なんて出来ず俺は引っ張られるがまま雪ちゃんとレジに向かった。