100回射精したら付き合ってあげる♡
第5章 タイムロス
~♪
「…へぇ、海斗カラオケ上手いんだね」
「だろ?雪ちゃんも上手いけど俺も負けないから!」
「採点モードになってるから前回の私の点数超えたらキスしてもいいよ」
「本当に!?絶対超える!」
高得点を狙って調子よく歌い、歌が一番盛り上がるところになると雪ちゃんは体を俺の方に向けてマイクを持っていない方の手を握ってじっと見てくる。
ん?…これはもしかして結構響いてる?至近距離だし、思った以上にドキドキする。
歌いながら雪ちゃんのメガネを外して急いで目を合わせると雪ちゃんは目を閉じた。
キス待ちしてる!?
まつ毛長くて目を閉じてる雪ちゃんも可愛い…
俺は歌を中断して俺も目を閉じて雪ちゃんに唇を近付けた。
雪ちゃん好きだ!!
唇が重なろうという瞬間…
何かが邪魔して雪ちゃんのぷるぷるの唇に届かない。
目を開くと、雪ちゃんが俺の唇に人差し指を当てて防いでいた。
「な…なんで…?」
「それ聞いちゃう?どうしたらキスしていいんだっけ?」
「それはそうだけど!今、キスする雰囲気だったじゃん!」
「得点ちゃんと見て?」
歌は終わっていて、得点を見ると91点だ。
前に99点出した事があるけど、最後歌ってなくて90点台なら雪ちゃんだって多分さっき最後まで歌ってなかったような気がするし…ゴム着けるのに必死だったからちゃんと見てないけど…
雪ちゃんが前回までの得点を表示させると、前回の雪ちゃんの特典は98点だった。