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獣人さんが住む世界で大っきいカレに抱き潰されるお話

第3章 未婚獣人たちの慰みもの*

ショーツを手に掛けたら下に引き、一気に剥かれて下半身が揺れる。
恥ずかしさのあまり私は必死にお尻を振った。
なのに獣人は両側の皮膚に指を食い込ませて、桃みたいに左右に割り開く。

「ゴクッ、ハリス殿。 こ、これが雌の……逸物がはち切れそうです」

「何とも卑猥な色と形ではないか。 こんなに誘われては堪らん。 だがせっかくだ。 娘、お前にもいい思いをさせてやる」

違う、これは誘ってるんじゃないの。
離して!
足もバタつかせて意思表示してるのに、彼らは聞く耳を持ってくれない。

「そのチューブは?」

「以前俺の上官夫婦から貰ってな。 これを塗り込むとどんな女でも、たちどころにヌレヌレになるという代物だ」

「ほう、そんなものが」

やめて何するの!?
っていうか、なんでそんなものを常備してるの?

周りに気付かれたら終わりだ。
私は心の中で叫びを上げて唇を嚙んでいた。

何やら固い液体がお尻に揉み込まれる。
それはひんやりと冷たく、薄い肌に触れられる感触と一緒に、ぶるっと身体全体が震えた。
内腿から割れ目の周りに手のひらで塗り、少し間を置いてから、おそるおそるとお尻の穴から恥骨までの正中線に触れてくる。
敏感な部分を太い指が這う。

何も視界に入らない中で触られるせいだ。
単純な警戒心や刺激で、いちいちビクッ、ビクッと背中やお尻が動いてしまうのは仕方が無かった。

「この娘。 いやに感じやすいぞ」

それを勘違いした獣人が同じ所を往復する。
ご丁寧に液体を足し、割れ目や襞を押し退けて。
粘度のあるそれが、指や肌の温度で温まりながら粘膜の上や隙間に塗りたくられる。

「む、ここに僅かな尖りがある。 この豆は大層敏感なものだと聞いた。 娘、痛ければ右足をあげろ」

ぬちゅううっ…

「ひぅ!」

右足どころか両足先がぴんっと上がる。
ねっとり突起全体を潰されて、パンッと目の前の何かが弾けた。
ただでさえ大きな獣人は指も大きくてごつい。
きゅうり並みの太さがあるものにゴリゴリ触られるなんて、私は全く慣れていない。
無骨な愛撫は文字通り私を尻込みさせた。

「お、右足が。 少し痛むのか? ……ふむふむ。これは汁と混ぜ合わせた方が滑りがいいな」

待って私、こんなので濡れるの?
自分でも呆れたが、確かにそのぬめりは潤滑剤となりつつあった。

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