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獣人さんが住む世界で大っきいカレに抱き潰されるお話

第1章 痛かったら抜いてくれるらしい*

だからといって獣人に犯されていい理由にはならない。
ましてや快楽を感じることなんて許されない。

………彼らは、獣人とは、人間とは異なる劣った存在なのだから。


「……お願い、も、止め……止めて」

緩やかに送られてくる振動が芯を焼いて、私の四肢の先まで震わせる。
顔も身体も熱くて蕩けそうで。
勝手に湧いてくる涙が頬を濡らした。

「いやっ…なんか……来ちゃう、からっ! もう、止め」

「まんこの襞が絡みついてきやがる。 具合も申し分ねえ……質問を変える。俺のモノでイキそうなんだな?」

薄く開いた視界に、欲望を堪えるかのように、辛そうに目をすがめるセイゲルという獣人の顔があった。

「…違、う……」

私の小さな呟きを無視した彼が腰の両側を手で掴む。
ぐぶうううっ、と穿たれた最奥に、少しの苦痛が混ざった、甘くキツいこれは口付けに似てる。

衝撃に目を大きく見開く。

「あ…っ」

強すぎる刺激に私の視界が白く飛んだ。

ぬちっぬちっ、ぬちゃっ、ぬちっ。

「あぁ……あんっ、ああっーーー、あぁ、はぁ、……んんっ」

卑猥な粘着音を結合部から響かせて、それに相応しい淫らな嬌声を喚いて。
激しい痙攣と弛緩を繰り返す。

「くっ……! 締ま、る」

小さく呻いた彼が、私の言葉を待たずに動き始める。
たとえ待っていたとしても話せそうにない。

まだ絶頂から戻らない肉を獣人が嬲る。

「ああ゛ぁひっい……ふ、深い、いやっ…やぁあ……っ」

突かれるたびに中断され、細切れの喘ぎしか喉から出ない。
加減するどころか、行き来を繰り返す速度はますます早く激しくなっていく。

「もうお前は俺のモンだ。 いいな……?」

荒い息の間に獣人が私に命令する。

リズミカルにお腹側に寄せたペニスで突き上げ、腟粘膜を捏ね回す。

「も……もうっ、……あっ!」

「もう、なんだ? ほら……今度は根元まで咥えこんで、イけ」

「も……むりっ、イ、ーーーひくっ!!!」

グチグチ、グチュグチュ、ドチュッ!

貫かれた奥に何かが刺さる。
考える暇をセイゲルさんは与えない。
快楽を貪る獣そのままに、次から次へと打ち付ける。

「はん、ひ、……あ、っ、お、あ、あっ!」

そして訳の分からない叫びを上げ始めた自分も。

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