無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

打ち合わせがしたいと後日連絡があって、遅いランチに誘われて指定されたレストランに行くと、入り口で啓太さんが待っていて

啓太「呼び出しちゃってごめんぬ。今日はご馳走するから、さっ中に入って…。」

中に入るととても高級そうなレストランで、奥の個室に案内されると既に40代くらいの男性が待って居て

和弘「お待ちしてましたよ。さぁさぁこちらにお座りください…飲み物はワインで良いかな？それともビールの方が良いですか。」

成美「あっ…せっかくなのでワインを…。」

和弘「それじゃ…食前にMVマタヤローネを貰おうか。」

店員「かしこまりました。」

和弘「変わった名前でしょう…。」

私は飲み物のメニューからその名前のワインを探すと一杯6000円とあり、この人は何者なんだろうと少し怖くなって居ました。

啓太「本当はディナーでゆっくりとも思ったんだけど成美は家庭がかるから昼間の方がいいかなぁって思って。」

成美「そうね…夜はちょっと出づらいかなぁ…でも私に合わせてもらってなんか悪いような…。」

和弘「僕達は暇人だから大丈夫ですよ。私は啓太の先輩で和弘と言います。」

成美「成美です…よろしくお願いします。」

和弘「うん…実に良い…成美さんはとてもお淑やかで、私が思っていた女性にピッタリです。この間啓太が連れて来た女性はそれはそれは…なっ！啓太。」

啓太「すみません…直ぐにって言うとあのくらいしか居なくて…。」

和弘「こんな素敵な女性がいたじゃ無いか…さては出し惜しみしてたなぁ。」

啓太「イャイャ…成美とは最近知り合ったので…。」

和弘「でもこんなにお淑やかで貞操がしっかりして居そうな奥さんが啓太のお店にね…俄かに信じがたい…。」

ワインはフルーティーでとても口当たりが良く、お料理が出てくる前に勧められるままに飲んでしまい、お料理が出た頃には少し酔ってしまって

和弘「成美さん少し酔ってしまいましたか？頬を赤くした姿もまた色っぽいですなぁ。」

な「恥ずかしいです…あんまりにも美味しかったので少し酔ってしまいました。」