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私ね先生がすきになっちゃったみたいなの

第10章 Episode7:Life

「…ごめん。けど知子の為だった」

先生は私と憲ちゃんに何も言わないで
居なくなった事を説明してくれた
学校から全て連絡を断つ事と
引っ越す事で私の処分を無くすって
話だったらしい

「俺の責任だから…でも知子はきちんと
学校を卒業して欲しかった…担任としてな」

「…七瀬、それだけじゃないよな」

憲ちゃんは真剣な顔で先生を見る
本当さ…憲ちゃんって私の事凄い分かってる
多分、その言い方は私の妊娠に
気がついてたんだね
先生は憲ちゃんに頭を下げた

「知子のお腹に…赤ちゃんがいる」

「………」

憲ちゃんはしばらく無言だった

「…七瀬、顔あげて。2人に条件がある」

憲ちゃんの出した条件は
子供は産んで良い
休学をしてちゃんと高校を卒業する
そして私が成人式を迎えるまでは
此処で4人で暮らすことだった

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