テキストサイズ

私ね先生がすきになっちゃったみたいなの

第5章 Episode3 Grow Apart

「…先生ごめんなさい。不安な部分を指摘されたら…私…」

先生は優しく抱きしめてくれた

「馬鹿だな…でも表に出来ない恋愛でずっと我慢させてる俺にも問題があったな、ごめんな」

先生もちゃんと分かってたんだね
なんだ…私だけがって訳じゃなかったんだ

「指輪、お守りとして付けてろ。俺は知子の事本気だって証明だ」

そういうと先生は右手の薬指に指輪をはめてくれた
ピンクゴールドの可愛い指輪だった

「ありがとう…ございます」

我慢してた涙が止まらない

______

暫くして落ち着いて私の家に入った
家庭訪問で玄関までは来てたけど
中に先生を入れるのは初めてだった
リビングに入ると先生が真っ先にお母さんの
位牌に向かった

「…初めまして」

先生は手を合わせてくれた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ