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──拝啓、支配様

第4章 4

耳元で囁かれた低い声にぞくり。としてしまった。何故か期待してしまう。身体どころか脳まで焼けるように熱くなり、僕は必死に彼の指を啜り上げた。

「ひ、ぅぅ、ぁぁ!あ!あぁ!ぉお゛!」

興奮したように打ち付ける腰が早くなり、新たな快楽が追加される。身体の奥を穿たれ、腰が砕けそうになり、激しい快楽が襲ってくる。

「ぁあ……イグ……イキます、イキましゅぅ……」

だらしなく雌の声を上げ、喉と腰が震える。

びゅく、びゅく。

僕の物から透明な液体が吐き出される。もう何回イッたかも分からない。完全に潮だった。

「く、ふふ。何だ、そんなに気持ちいいか? すっかり病みつきじゃないか、全くいくら生意気を言っても皆コレの虜になってしまうのだから。ほら、宮本。俺ももう出そうだが何処に欲しい?」

「ふぁ、ぁあ……中に中にください、せんせ、んんっ」

ちゅ、ちゅ、としゃぶっていた指が引き抜かれる。そのまま空いた手が僕の首をきつく締めてきた。

酸素が薄くなる。脳がそれと同時に熱く焼かれ、酸欠の中、身体が其れを快楽へと昇華させる。

「はひ、ぁあ……ぁ……あ」

「宮本、データを消せ。無いなら証拠を見せろ。そしたら中に出してやる」

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