AI時代のヌードモデル
第5章 筆おろしです
次々にあられもない姿をとらされてデッサンされていくうちに、規定の90分が過ぎた。
モデルとしての時間は終了である。
私は枕の下に隠しておいたショーツを穿いた。
画材を片付けた少年に、下着一枚の私が、キスをした。
言葉は要らなかった。
女性が服を着ようとしない理由なんて、一つしかない。
少年はすみやかに下着まですべて脱ぎ、私をベッドに運んだ。
私は押し倒された。
私の乳房に、少年が手を触れてきた。
そうだ。もっと大きな欠点がAIにはあった。
視覚のみの存在でしかないのだ、AIは。
触って実在を確かめる──生身にしかできないこと。
「はぁ・・・」
AIには出せない声が出た。
「あんっ」
乳首が甘噛みされ、ビクンとなる。
手が、まさかの臍(へそ)を責めてきた。
(ええっ?)
逆の手が脇の下に。
(やだっ)
挿入を許さないリアル恋人から、せめてもの快感を得るためのテクニックだろうか。
膝の裏、ふくらはぎ、足の指──
鎖骨、首筋、耳たぶ──
ショーツだけの裸体に、変態じみた愛撫がえんえんと続いた。
◆
素肌への辱しめを尽くしたあげくに、
ようやくショーツに手がかかった。
そこが露わにされれば、愛撫もそこに集中するだろう。仰向けの私は腰を浮かした。
新たに購入した恥ずかしいコットンの純白。
両サイドを両手でつまみ、ゆっくりと引き下げられるショーツ。恥毛が立ち上がるのがわかった。
白布が抜き取られ、再び完全な裸身をさらす私。
私は目を閉じた。
膣に押し入ってくるものがあった。
(指だな)
童貞終了は最高のタイミングにしたいだろうから、当然だと思った。
「あ、あ、あっあっ」
激しい摩擦運動が始まった。
◆
モデルとしての時間は終了である。
私は枕の下に隠しておいたショーツを穿いた。
画材を片付けた少年に、下着一枚の私が、キスをした。
言葉は要らなかった。
女性が服を着ようとしない理由なんて、一つしかない。
少年はすみやかに下着まですべて脱ぎ、私をベッドに運んだ。
私は押し倒された。
私の乳房に、少年が手を触れてきた。
そうだ。もっと大きな欠点がAIにはあった。
視覚のみの存在でしかないのだ、AIは。
触って実在を確かめる──生身にしかできないこと。
「はぁ・・・」
AIには出せない声が出た。
「あんっ」
乳首が甘噛みされ、ビクンとなる。
手が、まさかの臍(へそ)を責めてきた。
(ええっ?)
逆の手が脇の下に。
(やだっ)
挿入を許さないリアル恋人から、せめてもの快感を得るためのテクニックだろうか。
膝の裏、ふくらはぎ、足の指──
鎖骨、首筋、耳たぶ──
ショーツだけの裸体に、変態じみた愛撫がえんえんと続いた。
◆
素肌への辱しめを尽くしたあげくに、
ようやくショーツに手がかかった。
そこが露わにされれば、愛撫もそこに集中するだろう。仰向けの私は腰を浮かした。
新たに購入した恥ずかしいコットンの純白。
両サイドを両手でつまみ、ゆっくりと引き下げられるショーツ。恥毛が立ち上がるのがわかった。
白布が抜き取られ、再び完全な裸身をさらす私。
私は目を閉じた。
膣に押し入ってくるものがあった。
(指だな)
童貞終了は最高のタイミングにしたいだろうから、当然だと思った。
「あ、あ、あっあっ」
激しい摩擦運動が始まった。
◆