ハズビンBL ルシアダ/アダアラ
第2章 【R18アダアラ※流血あり】悦びに落ちる鼓膜
耳をいじっていた手が頬を撫でて顎を伝い、細い首をきゅっと包み込む。
ずず、とシーツに埋まるように仰向けにされ、耳と秘部の蹂躙が続く。
口から垂れるのが血なのか、唾液なのかもわからないほど息を荒げて身をよじる。
「いつ、まで……ッ、しつこい」
喉を押さえつける手に声がうまく出てこない。
無様な肉声は聞くに堪えないが、マイクは手に届かないところに捨てられ、逃げ場もない。
「ああ、もう挿れてくれって?」
軽口を返す気力も湧かず、震える両手で下をいじり続ける腕を掴んだ。
「発散なら……手短に、ッ、やれ」
すっと細くなった目が、ゆっくりと弓状に歪んで笑みと化す。
引き抜かれた指が、今度は昂った自身を握りしめた。
「殺すはずだった男に犯されて、可哀そうにな」
ずんっと挿入された衝撃で胸の傷から血飛沫が散った。
この大きさに慣れる日など来ない。
「うあッ、んん」
声を押し殺すために右の手首に噛みつく。
じゅわりと自分の血の味が口内に広がる。
それでも歯の隙間から吐息が洩れてしまう。
肉がぶつかる音が響き、ベッドが激しく揺れる。
「あッ、っう、ふッ、は」
「声……エロいんだよ、くそ」
首が解放され大きく息を吸い込むと、がしっと腰を両手で掴まれた。
心の準備の間もなく力強く打ち付けられる。
「あッが」
「気持ちいいか? ははっ、お前もこのタマから生まれたんだよ。子孫を犯すのは気分がいい」
悪趣味が。
声を殺すのは諦めて、目を両腕で覆う。
がくんがくん、と揺れる体があまりに惨めだ。
「っは、眩暈がする臭いだ」
鼻を手の甲で拭ったアダムは、さらに血を塗り広げたにすぎないのに気づかない。
白い肌が赤く汚れて、猛獣のような瞳が際立つ。
ああ、食われている。
またこの男に好き勝手に食われているんだ。
軽々と片足を持ち上げられ、より奥にめり込ませる。
「うッあ」
ぎちち、と骨ごと広がるような音が鈍く響く。
「このまま、抱き殺せたらいいのに」
せりあがる絶頂に浸っているとは思えない暗い言葉に、アダムの顔を見る。
「そりゃ、もったいねえか」
自らの言葉を否定して、ぎゅうっと包むように抱きしめた。
熱を帯びた体に全身が安堵で脱力するのが、あまりに屈辱的だった。
ずず、とシーツに埋まるように仰向けにされ、耳と秘部の蹂躙が続く。
口から垂れるのが血なのか、唾液なのかもわからないほど息を荒げて身をよじる。
「いつ、まで……ッ、しつこい」
喉を押さえつける手に声がうまく出てこない。
無様な肉声は聞くに堪えないが、マイクは手に届かないところに捨てられ、逃げ場もない。
「ああ、もう挿れてくれって?」
軽口を返す気力も湧かず、震える両手で下をいじり続ける腕を掴んだ。
「発散なら……手短に、ッ、やれ」
すっと細くなった目が、ゆっくりと弓状に歪んで笑みと化す。
引き抜かれた指が、今度は昂った自身を握りしめた。
「殺すはずだった男に犯されて、可哀そうにな」
ずんっと挿入された衝撃で胸の傷から血飛沫が散った。
この大きさに慣れる日など来ない。
「うあッ、んん」
声を押し殺すために右の手首に噛みつく。
じゅわりと自分の血の味が口内に広がる。
それでも歯の隙間から吐息が洩れてしまう。
肉がぶつかる音が響き、ベッドが激しく揺れる。
「あッ、っう、ふッ、は」
「声……エロいんだよ、くそ」
首が解放され大きく息を吸い込むと、がしっと腰を両手で掴まれた。
心の準備の間もなく力強く打ち付けられる。
「あッが」
「気持ちいいか? ははっ、お前もこのタマから生まれたんだよ。子孫を犯すのは気分がいい」
悪趣味が。
声を殺すのは諦めて、目を両腕で覆う。
がくんがくん、と揺れる体があまりに惨めだ。
「っは、眩暈がする臭いだ」
鼻を手の甲で拭ったアダムは、さらに血を塗り広げたにすぎないのに気づかない。
白い肌が赤く汚れて、猛獣のような瞳が際立つ。
ああ、食われている。
またこの男に好き勝手に食われているんだ。
軽々と片足を持ち上げられ、より奥にめり込ませる。
「うッあ」
ぎちち、と骨ごと広がるような音が鈍く響く。
「このまま、抱き殺せたらいいのに」
せりあがる絶頂に浸っているとは思えない暗い言葉に、アダムの顔を見る。
「そりゃ、もったいねえか」
自らの言葉を否定して、ぎゅうっと包むように抱きしめた。
熱を帯びた体に全身が安堵で脱力するのが、あまりに屈辱的だった。