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Kalraの怪談

第27章 二十七夜目:Sトンネル

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T「今から肝試し行かね?」
  K(俺)「は?」
T「Sトンネルさ、最恐らしいよ。まじでw」
  K「もう、9時だべさ」
T「夜行かねえでどうするんだ!」
  K「俺、今、ゲーム中だっつーの」
T「なんだよ、行かねえのかよ」
  K「行くか!」
T「まあ、いいや。俺だけで行ってくっから」
  K「一人でか?!」
T「ああ、中継してやるよ、ラインで」

(1時間ほど連絡なし)

T「ついた。Sトンネル」
  K「まじで行ったのかw」
T「俺は二言のない男だ」
  K「普通そういうのってグループで行かね?」
T「冷たい親友に断られたんで・・・」
  K「そーでしたw」

(5分ほどたって)

T「車から出て、5分くらいあるかねえとトンネルつかね」
T「意外と寒いな、今日」
  K「やめとけって」
T「ここまで来たしな。ちょっと中覗いてくるだけ」

(また5分ほどして)

  K「おーい大丈夫か?」
T「無問題」(スタンプ)
  K「さよか」(スタンプ)
T「お、第一落書き発見!」
(フラッシュに照らされたヤンキーが描いたような落書きの写真が送られてくる)
  K「トンネル中?」
T「そう、歩いて5分くらい。意外と長いなこのトンネル」
  K「はよ戻ってこ〜い♪」

(数分後)

T「ビビった。まじで」
  K「どした?どした?」
T「ミッキーマウス」(スタンプ)
T「ネズミだわ。ビビる」
  K「こっちもビビったわw」
T「このトンネル長すぎね?」
T「そろそろ飽きたし戻るわ」
  K「おーそうしろ、そうしろ」
  K「それがいい」(スタンプ)

(10分ほど連絡なし)

  K「もう、出た?」
T「いや、まだ。なんかおかしい・・・」
  K「何が?」(スタンプ)
T「落書きんところすぎたらすぐ出口だったと思うけど、まだつかない」
  K「意味不明」(スタンプ)

(さらに5分ほど経過)

T「おかしい。出られない。
  何度も落書きのところに来る」
T「どうしたら・・・」
  K「T隊員、迷った?ww」
T「笑い事じゃない!迷いようがないのに」

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