
Kalraの怪談
第27章 二十七夜目:Sトンネル
☆☆☆
このあと、何度か俺からラインを入れるが全く既読にならない。電話もしてみたが、通じなかった。俺は、もう一度110番に電話をし、友人と連絡が取れなくなったことを伝えた。
警察は、俺にもSトンネルに来るように要請してきた。足がなかったので、産まれて初めてパトカーに乗り、Sトンネルに向かった。
Sトンネルのそばには見覚えのあるTの車が乗り捨ててあった。警察官二人と、俺とでトンネルに入ったが、トンネルは30メートルほどで終わり、トンネルの向こうは旧道が途切れたままになっていた。Tの姿はどこにもなかった。
俺は、ラインのやり取りを警察官に見せ、電話のやり取りについても覚えている限り詳細に伝えた。最後まで警察官たちは俺たちがいたずらをしていると思っていたらしいが、Tの車が乗り捨ててあることなどから、やはり事件か事故が起こったのだと判断してくれたようだった。
その夜、一通り捜索したあと、夜が明けてから更に大々的に捜索をしてくれた。
しかし、Tはついに見つからなかった。
このあと、何度か俺からラインを入れるが全く既読にならない。電話もしてみたが、通じなかった。俺は、もう一度110番に電話をし、友人と連絡が取れなくなったことを伝えた。
警察は、俺にもSトンネルに来るように要請してきた。足がなかったので、産まれて初めてパトカーに乗り、Sトンネルに向かった。
Sトンネルのそばには見覚えのあるTの車が乗り捨ててあった。警察官二人と、俺とでトンネルに入ったが、トンネルは30メートルほどで終わり、トンネルの向こうは旧道が途切れたままになっていた。Tの姿はどこにもなかった。
俺は、ラインのやり取りを警察官に見せ、電話のやり取りについても覚えている限り詳細に伝えた。最後まで警察官たちは俺たちがいたずらをしていると思っていたらしいが、Tの車が乗り捨ててあることなどから、やはり事件か事故が起こったのだと判断してくれたようだった。
その夜、一通り捜索したあと、夜が明けてから更に大々的に捜索をしてくれた。
しかし、Tはついに見つからなかった。
