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Kalraの怪談

第29章 二十九夜目:SNS

6月22日といえば、来週であった。Dはなんだか嫌な予感がしたので、Cの家を訪ねてみた。
Cの親が出迎えてくれたが、DがCに会いたいと言っても首を振るばかりだった。

「ごめんなさい。Cは部屋に閉じこもって全く出てこないの・・・」

Dは言葉がなかった。あの明るかったCが、一体どうしたのだろう。
その後、DはSNSで何度かCに呼びかけてみたが、全く返答はなかったそうだ。

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