テキストサイズ

Kalraの怪談

第39章 三十九夜目:ゴーストアプリ

【ゴーストアプリ】

これは、数年前、高校生のL子から聞いた話。
L子はS県の田舎町に住んでいた。L子は比較的頭がよく、第一志望の県立の高校に入学した。田舎の公立は校則が厳しく、高校生にもなるが、スマホ・携帯の類の持ち込みは禁止されていた。
しかし、女子高生にとってもはやスマホは生活必需品。友人同士のコミュニケーションには欠かせないものだった。
そんなわけで、結局、皆、かばんにスマホを忍ばせて登校し、先生の目を盗んではSNSのIDを交換しあったりしていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ