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Kalraの怪談

第48章 四十八夜目:サワギリさん

☆☆☆
 Aは話し終えると耳を押さえてうずくまってしまいました。私達はなんと言っていいかわからず、会話が途切れた部屋はしんと静まり返ってしまったのです。
 
 ピピピピピ…

 突然、携帯の着信音が響きました。私達はビクッとした。Cが慌ててバックの中から携帯を取り出すと画面を見て、「母さんだ」と言って話しだしました。
 どうやらいつ帰ってくるのか、といった内容だったみたいです。
 これがきっかけでやっと私達は話し出せるようになりました。

 「校庭で遊んでいた子の声かもしれないしじゃない」
 Bが言いました。
 「き、聞き間違いかもしれないし。ねえ、女の子の笑い声なんて・・・」
 Cも続けました。

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