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Kalraの怪談

第52章 五十二夜目:かか切りの竹

可能な限り道具を準備し、熱心に取り掛かったが、やはりかなり時間がかかった。ただ、その甲斐あって、竹林はすっかり更地同然になった。
「あー、終わったよ」
俺は心底ホッとした。後は役所に届け出て、相続税を物納にしてもらおう。そうすれば土地の処理もできて一石二鳥だろう。

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