テキストサイズ

Kalraの怪談

第53章 五十三夜目:縫いの化け物

☆☆☆
「『私が警察官になろうと思ったのは、縫いの化け物を早くに捕まえるためなんです』
S子は俺の目をまっすぐに見つめて言ったよ。」

本当に縫いの化け物なんていうものが見えているのかわからねえが、S子の力はたしかに本物だったさ。それに、志も立派な警察官だったよ。

Aさんは笑って言った。

S子さんは、まだ現役で頑張っているといいます。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ